青森ヒバのふしぎ

青森ヒバは、和名”ヒノキアスナロ”と呼ばれる日本固有の針葉樹で、およそ80%が青森県内に分布。その緻密な木肌の美しさから、木曾ヒノキ、秋田スギと並んで日本三大美林の一つに数えられています。しかも北国の厳しい風雪の中でゆっくりと引き締まりながら育つので、丈夫で耐久性に優れていることでも知られています。青森ヒバとは、まさに青森の風土そのもの。そのため古くから寺社などの建築材として用いられてきました。
青森ヒバ造りとして最も有名なのは、平安後期の1124年(天治元年)に建立された中尊寺金色堂(岩手県平泉)。およそ900年近くを経た現在でもほとんど材質の変化がなく、往時そのままの光沢を今に伝えています。もちろん東北唯一の威容を誇る弘前城も、その一つ。「古い伝統を誇ってよい津軽の産物は、扁柏(ヒバ)である。林檎なんかじゃないんだ。…青森県という名もそこから起こったのではないかと思われるほど、津軽の山々には樹木が枝々をからませ合って冬もなお青く茂っている」と太宰治は『津軽』の中で書いていますが、かくいう太宰の生家、現在は斜陽館として残されている建物も贅を凝らした造りに青森ヒバが使われています。


平泉 中尊寺金色堂の覆堂

防虫・防カビ・抗菌効果に優れ、気持ちも癒す青森ヒバの効能

青森ヒバは強度が高く、耐水性があって湿気に強いばかりででなく、シロアリを防ぎ、カビや菌類を寄せつけない強い防虫・防カビ・抗菌効果があることでも知られています。それは、昔から「青森ヒバ造りの家には蚊帳いらず」と伝えられてきたほど。そのため青森ヒバは腐りにくく耐朽性に秀でていることが大きな特質とされていますが、その源泉は青森ヒバに含まれる成分によるものといわれます。そこには天然物としては極めて優れた抗菌性を有する成分「ヒノキチオール」が含有しており、雑菌が原因で起こるアトピー性疾患の予防をはじめとした医療分野、抗菌まな板などの食品分野、害虫や菌による樹木の病気を予防する農業分野など、さまざまな分野での利用研究が進められています。
加えて青森ヒバ特有の芳香は消臭・脱臭に効果を発揮し、また森林浴による効果と同様、日常生活のストレスを緩和して気持ちをリラックスさせる働きがあります。青森県下北半島に生息するニホンカモシカは、傷を負った時に青森ヒバの森深く入り、静かにその傷を癒すとか。このように青森ヒバには大自然の不思議な力と恵みが秘められているのです。

青森ヒバの4大効果

【精神安定効果】ヒバの香りが気持ちをリラックスさせます
青森ヒバには、カビなどの多くの菌に対する抗菌性があることが判っています。この力は、青森ヒバ油に含まれる「ヒノキチオール」等の成分によるもので、ヒノキや杉などの樹木に比べて高い効果を発揮します。また、カビや腐朽菌に対して特に活性が高いこと、耐性菌の出現を許さないという特微かあります。
【防虫効果】シロアリ、ダニなどの害虫を寄せつけません
森林浴で知られるように、森の中を散策するととても気持ちが落ち着いてきます。同様に「青森ヒバ」には日常生活の中でおこるストレスを緩和する働きがあります。動物を使った実験では、電気ショックを与えられたストレス状態でエサを食べない動物に対して、青森ヒバ油を与えたところ、ストレスが緩和され、エサを食べることが確認されています。
【消臭・脱臭効果】不快なにおいを抑えます
ヒバで建てられた家には蚊やシロアリなどの害虫が近寄ってこないといわれています。シロアリに対しては非常に効果的であり又、蚊やゴキブリに対する忌避効果、殺虫効果があります。
【抗菌効果】カビや細菌を寄せつけません
青森ヒバには、カビなどの多くの菌に対する抗菌性があることが判っています。この力は、青森ヒバ油に含まれる「ヒノキチオール」等の成分によるもので、ヒノキや杉などの樹木に比べて高い効果を発揮します。また、カビや腐朽菌に対して特に活性が高いこと、耐性菌の出現を許さないという特微かあります。